復活した日本唯一のメタルフェスLOUD PARK 2023に行ってきました

行ってきました!

LOUD PARK!!!!

2017年の開催を最後に姿を消していたラウドパーク。今回はダウンロードフェスのピンチヒッターで使われた感あって限定復活だけどやっぱり嬉しい。一度終わったフェスを復活させてくれたクリエイティブマンに感謝。メタルファンにとっては年に一度のお祭りだったもんね、ラウパ。ラインナップは個人的に熱くはなかったんだけどメタルのお祭りなので行ってきた。

海浜幕張に12時に到着。

駅中のSCHMATZでとりあえずビール!

ヴァイツェンとラガー

ボリューミーなフライドチキンバーガー

ビールと相性ばっちりのチーズポテト!

二杯目のガソリンも入れて準備万全。会場の幕張メッセへ向かう。

さいたまスーパーアリーナでラウドパークがやってた頃は駅前にはメタラーが大勢いたけど海浜幕張は皆無。というか他の普通の人も多くてまぎれているだけか。

あいにくの雨で傘が邪魔くさいけど会場に到着。入り口横の物販を見たけどほぼ売り切れで何も買わず。

久しぶりラウドパーク!

幕張でやるのは2009年ぶり。あの時は3ステージだったけ。

去年の夏のダウンロードフェスの時はワンステージだったしホールが一つ使ってなかったから狭く感じたけどラウパは広々全ホール使っていて居心地がいい。みんな外で屋台のご飯とビールを片手に友達と話してる感じが懐かしい。これこそラウパの醍醐味だと個人的には思う。

早速オフィシャルカウンターでビールを一杯!前回のダウンロードの時は生ビールが泡だらけだしぬるいしでもう最悪であれに800円は払えないって思ったけど今回は改善されていて最高だった。

ラインナップ。

このタイムテーブル時間がわかりずらいというかわからない。。

ステージでは日本のスラッシュメタルバンドOUTRAGEが演奏中。喫煙所で音漏れをまったり聞いてました。

とりあえずそろそろライブ見るかってことで会場内に

  • BLEED FROM WITHIN

名前は知っていたけど初めて見るバンド。デスコアバンドだと思い込んでいたけど意外とメタルコア感が強い。見ていた場所が良かったのか音がクリアに聞こえて気持ちがよかった。今度音源チェックしてみよう。

  • AMARANTHE

もう何度見たかわからないくらい見てるアマランス。単独も行ったことあるし、ラウパでも見たことあるし、ハロウィンと一緒にも見た気がする。デビュー当時はトリプルボーカルって衝撃だったもんな。ソニックシンディケイトっていうツインボーカルのバンドはいたけど(笑)久しぶりのアマランス楽しみにしてたんだけどBLEED FROM WITHINに比べて音がめちゃくちゃ悪かった。シンセ使ってるから音数が多いのかぼやけて聞こえる。最近はチェックしてなかったから新しい曲は知らなかったけどファーストの曲はやっぱりテンション上がる!Hunger、Amaranthineが聞けたのは嬉しかった。ジェイク・Eが抜けて初めて見たけどあまり穴は感じられなかったかな。

  • CARCASS

久しぶりのカーカス。2015年に単独で見た切りかな。とにかく音が凶悪でデカい(笑)喉が渇いたからドリンクカウンターに並びながら聞いてたけど隣の人と会話ができないくらいにデカい(笑)相変わらずのグロ映像流しながらのパフォーマンス。いつ見ても期待を裏切らない。

  • STRATOVARIUS

一番楽しみにしていたストラトヴァリウス!!CARCASSが爆音すぎたせいかボリュームが物足りない。音はアマランスの時と同じくあまりよくない。新譜の曲からスタートでまさかの2曲目に名曲Eagleheart!!個人的にはテンションマックスだったんだけど周りのお客さんの反応はあまり良くない笑
ベテランバンドは名曲が多くてあっという間。一番好きなアルバム「Nemesis」からUnbreakableも聞けたし最後はお決まりのHunting High and Lowでコール&レスポンスもできて楽しかった。

  • NIGHTWISH

フロールの体調不良で単独公演が無くなってラウパ出演で帰ってきたNIGHTWISH。単独のチケット買っていてからキャンセルになった時はショックだったけどすぐライブが見れることになってよかった。バンドの顔マルコが脱退してからは初のナイトウィッシュ。こちらもやはり音が微妙。せっかく大きい会場が似合うバンドなのにスケールが小さく見えたのは僕だけか。フロールは流石の歌唱力でよかった。

  • KREATOR

飲みすぎてEnemy Of God聞いて離脱。いろんな人がベストパフィーマンスって言ってたな。

  • PANTERA

今回のラウパの目玉。正直数年前にフィルのソロバンドでパンテラ曲ツアーやってたし今回の再結成はザックもいるけどどうなの?って個人的に思ってたけどめちゃくちゃ良かった!とにかくフィルの気合いの入り方が全然違う。あんなに声が出てるフィルを見るのは初めて。新しいファンの人って呼びかけたのも感慨深い。2人はもういないけど名曲は色褪せないしずっと残り続けるんだな。日本に来てくれてありがとう。

ー最後にー

やっぱラウドパークは最高だ!!!!

仲間たちとの一年に一度の同窓会だ!会場にいたみんな笑顔だった。2017年までは毎年開かれてたからみんな当たり前だと思ってラインナップの批判だったりヘッドライナーがキャンセルになった時なんてぴーぴー言ってたけど無くなって初めてありがたみに気づいたよね。こんなメタルがたいして人気のない国でメタルフェスを開いてくれてありがとう。お決まりのsee you next yearにはなってないけどまたいつか戻ってきてくれ!

【ライブレポ】初めてのLADY GAGA!The Chromatica Ball Tourに行ってきました

去る9月3日…

レディ・ガガの来日公演に行ってきました!(妻の趣味で)

https://ladygaga.livenation.co.jp/

アジアで唯一の公演が日本らしい。日本公演の後すぐにアメリカにバックするみたい。

レディ・ガガは有名な曲を少し聞いたことあるくらいであとは全くわからない。親日って話はよく聞くし、メタリカとグラミーのパフォーマンスしてたのは見てたから結構良い印象(笑)

グラミーのリハーサル映像。本番では音響トラブルがあってジェームスがブチギレてたっけ。

あまり聞かないジャンルだけどやっぱり大物アーティストを見るのは楽しみってことで西武ドームまで行ってきた!

スタートが18時半ってことで仕事が終わってから西武ドームに向かったんだけど完全にガガファン舐めてた。。駅のホームがライブ行く人で溢れかえっていて全く電車に乗れないんだ。しかも遅延してるし。予定よりも1時間近く遅れて会場に到着。

めちゃくちゃ人が多い。。さすがガガ様。

いつも行くメタル系のライブとは客層が全然違って新鮮。結構派手目の人が多かった。

今は西武ドームって名前じゃなくてベルーナドームって言うらしい。

ここで問題発生

先に会場に着いていた妻からチケットを家に忘れたとの連絡が…
時間は既に5時半過ぎ。取りに帰ってしまったから会場で待ちぼうけ。いくら早く戻ってきても開演時間には間に合わないし仕方ないから一杯ひっかけたかったけど会場は人で溢れかえってるし店もないからとりあえず電車で西所沢まで戻った。

日高屋で一杯。40分ほど時間をつぶして会場に戻る

もう音漏れがすごい。ガンガンライブの音が聞こえるw

ドームの側面が空いてるからダダ漏れ、チケットが取れなかったのか音漏れを外で楽しんでいる人もかなりの数いた。無事チケットも到着!開演から一時間遅れで入場!

入場したときにちょうどこの曲がやってた↓

聞いたことある曲だからテンション上がった!かき分けながらアリーナスタンド席へ。

なかなかこの規模の単独ライブを見ることが無いから熱気がすごい。熱気がすごいのか西武ドームが蒸し暑すぎるのかわからなかったけどとりあえず暑かった(笑)

自分が今まで見てきたライブがたまたま良くなかったのかわからないけどドームレベルの大会場だと音がめちゃくちゃ悪い印象を持っていた。だけどガガのライブはさすがスーパースターめちゃくちゃ音が良い!音量も大きすぎず、小さすぎずちょうどいいしボーカルの声もクリーンだしバックバンドの演奏もしっかり聞こえた。このくらい大御所になると大きい会場でしかやらないから百戦錬磨のスタッフがそろってるんだろうな。とにかく音響の良さに一番感動した。音が良いと本当に聞いていて心地よい。

会場中央のセンターステージに移動してガガがピアノを弾きながらアコースティック調で始まった人気曲「Born This Way」

静かに始まり後半はバンドサウンドも加わり超大盛り上がり!パイロもバンバン焚かれてた!

ここからピアノを弾いたしっとりしたバラードソングが続く。よほど好きなバンドじゃない限り結構知らない曲とかって退屈だったり座ってお休みしちゃうんだけど曲が良くて聞き入っちゃった。ファンだけじゃなくて会場に居る人全員を虜にしてた。エンターテイナーだから当たり前って思うかもしれないけどやっぱすげえや。自分みたいな特にファンじゃない人も楽しめちゃうんだから。

そのあとはアリアナグランデとコラボして話題になった「Rain on Me」で大盛り上がりの中、本編終了。

アンコールで再登場!トップガンの曲「Hold My Hand」!

最後まで力強く歌い上げ終了。

終わった後ずっと感謝の気持ちを表していたガガの姿がとても印象的だった。会場が暗転して他のメンバーがバックステージに下がっても最後までステージに立ってたのが見えた。スーパースターなのにどこか人間味溢れる人だ。

遅れて会場に入ったとは言えとても楽しい満足できるライブだった!やっぱ自分があまり興味がないジャンルのアーティストでも大御所は見ていて楽しい。これからもいろんな大物見ていきたいな。

【ライブレポ】久しぶりのライブ!Download Japan 2022に行ってきました

まるまる一週間経ってしまったけど。。。

行ってきました!Download Japan 2022!

最後に行ったライブが2022年2月のPOWER TRIPの来日公演だから2年以上ぶり。POWER TRIPの時もちょうどコロナが中国で発生してちょっとやばいんじゃないかっていう感じで早い人はマスクとかしてた気がする。

まさか自分がこんなに長い間ライブに行かないなんて思いもしなかったけど久しぶりの外タレのライブを思いっきり楽しんできた!

お目当てはCODE ORANGE!!!新譜がすごい良かったからずっとライブ見たかったんだよね。
会場は前回のダウンロードジャパンと一緒の幕張メッセ。3年ぶりの幕張。オープニングアクトのBAND-MAIDはいいかなってことでThe Halo Effectに間に合うように会場に到着。周りの知り合いも今回のダウンロードは行かないって人が多くて、道中の電車で全く黒い服着たメタラー見なかったから誰もいないのかって心配したけど会場に着いたらそこそこ居て安心した(笑)

Download Japan 2022

会場

入場リストバンドを交換し会場に入ると大きいダウンロードドックがお出迎え

物販でも見るかなんて軽い気持ちで行ってみたら長蛇の列。みんなコロナ禍でお金使わなかったのかな?物販欲が爆発してた。自分はもう諦めたけど並んだ友達は買うのに約2時間かかってた…

今回のラインナップ

中止になった2020年はマイケミがヘッドライナーでオフスプ、ジミーイート、エヴァネッセンスとかサマソニ寄りだったけど今回はメタルって感じ。周りで面子が悪いから行かないって人多かったけどどんな面子でもそういう人達は来ないと思う。

前のダウンロードは広々していた感じがしたけど今回はかなりコンパクトになっていた。まず

オフィシャルドリンクバーが一つしかない!

会場内でここでしかお酒買えないから大行列。飲む人にとってはげんなり。。
後ビールが酷かった…生温いはまだいいとして泡と液の比率5:5くらいだった(マジで)ほぼ泡。たまたまハズレに当たったのかなって思ってたけど2杯目も3杯目もそうだったからデフォだったらしい。会場で会う知り合いほぼ全員が文句言ってたからみんな思ってたぽい。

サマソニが一週間後に控えているからついでのダウンロードフェスってこともわかってはいたけど会場が狭くあんまりブースも無くてお酒もこんなだから次のバンドが始まるまでの時間つぶしが大変だった。1ステージだと待ち時間が大変だ。

気分を取り直してトップバッターのThe Halo Effectの演奏が開始。

バンド

THE HALO EFFECT

話題のインフレイムスよりインフレイムスしてるバンドThe Halo Effect。まだ新譜をフルで聞いてないけど先行で発表されてた曲はどれもよかったから期待しかなかった。主要人物のイェスパーが来れなかったのは残念だけど今に始まったことではないから最初から代役なんだろうなとは思ってた。前の方は埋まっていたのでオフィシャルバーで泡だらけの生温いビールを買ってのんびり鑑賞。久しぶりにダニエルとピーターの姿を見て感動。あの二人にはインフレ抜けないで欲しかったな…メンバーがメンバーだけにかっこよくないわけがない。速い曲はもちろんのことミドルテンポの曲もメロディアスでよかった。だけど音もあまりよくなかったしまだバンドとしてのまとまりがないように感じた。まだ始動したばかりだしこれからに期待。

CODE ORANGE

気を取り直して一番楽しみにしていたCODE ORANGE!2014年ぶりに見る。あの時はまだここまで人気じゃなかったけ。セトリは新譜と前作を半々くらいとMy Worldとか古いのもやってくれて感激。幕張って音響悪いからこういうハードコア系のバンドの方が適している気がする。ギターのReba Meyersの立ち姿がかっこよすぎた。会場も大盛り上がりでバンド側も煽るもんだから禁止のモッシュ、サークルピットが発生してた(笑)だけどすぐ会場のスタッフが止めに入ってかなり注意してたから最後の方は全然起きなかった。噂によると会場の外につまみ出された人が何人かいたとか。ラストは新譜のリードソング「Swallowing the Rabbit Whole」で最高の締めくくりだった。

AT THE GATES

メロデスの名盤「Slaughter of the Soul」完全再現ライブ。何回かATG見てるけどいつもそんな感じじゃなかったけと思いつつも前半だけ鑑賞。もう聞きこみ過ぎているアルバムだし何回もライブで見ているけど良かった。トーマスも見た目はかなり歳とった感じがしたけど声は相変わらず出ていてすごかった。

 

ーランチタイム―

ATGを途中で抜け出し会場の外へランチを食べに。会場内の喫煙所の前にも食べ物の屋台がいろいろあったけど再入場可能だったので駅から幕張メッセ歩いてくる途中でいつも目に入るランチバイキングの文字を思い出してそのインド料理屋「マントラ 幕張店」に行ってきた。

1000円ちょっとでカレーもナンもお惣菜も食べ放題。コスパ最強だ。

満足したのでSOULFLYを見に会場に戻る。

SOULFLY

久しぶりにマックス見た。最後に見たの兄弟で期間限定でやってたROOTSで見たっけな。やっぱしオーラ半端ないし重音が気持ちいいトライバルメタルだった。そういえばサイドギターの巨漢が見覚えあると思ったらまさかのFFのディーノ!!!!今回のライブで一番テンション上がった(笑)最近はサポートで入ってたらしい。全然知らなかった…しかもFFのReplicaやってくれて楽しかったな!最高!

STEEL PANTHER

ちょっと今回のメンツで浮いている気もするけど…ライブは相変わらず楽しかった。盛り上げ方が上手いし80年代の名曲の良いとこどりみたいな曲はやっぱ親しみやすい。ベースの人抜けてたのがびっくりした。なんか若い子サポート?で入ってた。定番のオジーのモノマネも飛び出したり、ポールダンサーが現れたりと会場は大盛り上がり。やっぱりこういうコミックバンドもフェスには必要だよね。

MASTODON

サマソニで見て以来だから3年ぶり。額のタトゥーがトレードマークのブレントの髪が短くなってた。相変わらずの轟音だったんだけど途中からめちゃくちゃ音割れ見たいのし始めたんだけどあれはなんだったんだ。幕張のせいなのか。もうベテランの域だし演奏は上手いしいつ見ても安定してる。ラストにやったBlood and Thunderのイントロはいつ聴いてもテンション上がる。

BULLET FOR MY VALENTINE

BFMVもサマソニ以来。そう考えるとマストドンもBFMVも2019年のサマソニのマウンテンステージだったから今回のステージと全く同じだったんだね。マットも白髪混じで貫禄が増してた。メタリカのジェームスみたいでかっこいいね。出てきた時はかなりの美形だったのに。、2曲目のWalking The Demonを聴いたけどライブ用にアレンジされていてかっこよかった。ヘッドライナー前なのも納得のライブパフォーマンスだった。

 

その後もうちょっと聴いて幕張を後にした。ドリームシアターも少し見ていこうかなって最初は思ってたけど久しぶりのライブでヘトヘトだったから帰宅。

帰りに東京駅で食べた六厘舎のつけ麺が五臓六腑に染み渡る。

また来年の春にダウンロードジャパンやるみたい。マイケミがその前にオーストラリアツアーが発表されてるからヘッドライナーの可能性は高そう。あまりガチガチメタルのラインナップにはならなそうだけど今回より動員して毎年続けていってくれたら嬉しいな。

久しぶりのライブをありがとうダウンロード!!

YUNGBLUD “Weird!”(2020)

YUNGBLUD ”Weird!”


Release : 2021
Lebel : WARNER MUSIC JAPAN

①Teresa
②Parents
③Cotton Candy
④Strawberry Lipstick
⑤Mars
⑥Superdeadfriends
⑦Love Song
⑧God Save Me, but Don’t Drown Me Out
⑨Ice Cream Man
⑩Weird!
⑪Charity
⑫Acting Like That” (featuring Machine Gun Kelly and Travis Barker)
⑬It’s Quiet in Beverly Hills
⑭The Freak Show

UK出身の若きロックシンガーYUNGBLUDの前作『21st Century Liability』から2年ぶりの2ndアルバム。

自分は1stはまだ聞いたことがない。っていうのもYUNGBLUDを知ったのが最近でこのセカンドアルバムが初めて。ヤングブラッドを知ったのはこの曲

元々blink-182のドラマー、Travis Barkerが大好きでトラヴィスがコラボしてる作品とかはチェックするようにしていたんだけどこの曲でMachine Gun Kellyの隣に随分目立った格好いい人いるなって調べ始めたのがきっかけ。この曲MGK、トラヴィス、ヤングブラッドがいい具合に重なりあってエモーショナルでめちゃくちゃかっこいい。

そして今回のセカンドアルバム『Weird!

見た目からヤングブラッドのことをどこかMarilyn Manson的なダークな音楽性だと勝手に決めつけていたんだけどこのアルバムを聴いて全くの勘違いだった。アルバムを一通り聞き終えた時には童話を読んでいたかのようなファンタジーな世界観に包まれる。おとぎ話の映画のようなイントロからアルバムはスタート。ダークかつエモーショナルなボーカルが楽曲をより引き立たせる。メランコリックなからは一転ではキラキラしたポップナンバーを展開。ポップソングも難なく歌い上げ違和感がないどころかポップシンガーでも行けるじゃんと思うくらいしっくりくる。のようなカントリー調のバラードナンバーでは持ち味の幅広い声色を駆使し歌い上げたかと思えばのような広大な大地が目の前に浮かんでくる壮大なロックナンバーも聴かせてくれる。

では最強のトリオ、Travis BarkerMachine Gun Kellyをフューチャリングした『Acting Like That』をぶちかましてくれる。

『I Think I’m OKAY』でもそうだったけどこの三人が組むとなんでこんなにエモいロックな曲が作れるんだろう。今作のキラーチューン。
ジャンルがバラバラでまとまりがないように思えるが根柢にあるのはヤングブラッドのポジティブさだと感じる。ダークな曲、壮大なロックな曲、バラード曲、リズミカルなキラキラポップソングどの曲を聴いても強いポジティブ精神がひしひしと伝わってくる。見た目からもそうだけど一つのジャンルにとらわれず自分のやりたいことを思いっきりやって本人が楽しんでるのが聴いてる側にも伝わってきてこちらもハッピーな気持ちにさせてくれる1枚。まだ24歳恐ろしい才能だ。今後がますます楽しみ。

 

WEEZER “Van Weezer”(2021)

アメリカのオルタナティブロックバンドWEEZERの14枚目のアルバム。

Weezerの新譜がハードロックアルバムって情報を聞いて気になってたんだけどついに発売。

今まであまりWeezerって通ってこなかったんだけど何曲かは好きな曲あるし嫌いではなかった。ライブも3回くらい見たことがある。初めて見たのはアジカン主催のNANO-MUGEN FES。次に見たのはパンクスプリング。そして2年前のサマーソニック。ちゃんとフルで見たのはパンスプでヘッドライナー飾った時だけだったかな。当時は何でこんなポップなバンドがトリなんだよとか思ってたけどライブ自体は意外とよかった。
いわゆる必聴盤って言われてるデビューアルバムとかセカンドアルバムを聴いたときは全然刺さらなくてそれ以来追うこともなかったんだけど数年前にタワレコの店内で流れていた10枚目のアルバム「The White Album」の一曲目「California Kids」にものすごくハマっちゃって。なんか懐かしいメロディとポップサウンドがすごく心地よかったんだよね。それから進んでWeezer聴くようになったけ。そして今回のアルバム。

もうジャケットからVan Halen。自分はギターをプレイするわけでもないしリアルタイムにヴァンヘイレンを体験したわけでもないから安易に似てるとか言えないんだけど1曲目からなんか’’ぽい’’んだよね。ヴァンヘイレン好きな人からは知ったような口聞いてんじゃねえって言われそうだけどにわかメタルファンの僕からしたらぽく聞こえる。

#①「The End of the Game」がまさにそう。
ピロピロギターからのちょっと大袈裟なイントロがもう80年代って感じでいい意味で鳥肌たった笑
開始30秒だけ聞いたらどこの80’sリバイバルバンドかよって思っちゃうけどそこはさすがWezer。イントロのハードロックサウンドからいつものWeezerにあまりにも違和感なく流れて行く。サビはパワーポップに歌い上げてクライマックスのサビに向かうまでのライトハンド奏法での盛り上げも80年代ハードロックぽくてテンション上がる。

哀愁漂うイントロからミドルテンポで曲が進んでいくパワーバラードナンバーの#②サビのメロディの充実度はさすがの一言。琴線に触れさせるね。アップテンポでリズミカルな#③へと続く。コロナと戦っている医療従事者の曲らしい。今、一番大変な思いをしているだろう医療従事者を勇気づけて応援している。ダイナミックなコーラスで曲が展開していくのが気持ちいい。感情に呼びかけるボーカルも趣深い。

よくメタルバンドとかハードロックバンドのバラードは名曲が多いって言われるけどそれをWeezerが体現してくれているのが#④。印象的なイントロからささやきかけるような優しいボーカルそして哀愁漂うギターソロ。まさに泣き虫ハードロックといえる一曲。

#⑥「Blue Dream」は、うん、オジーの「Crazy train」のオマージュだ笑
なんだろうな。クレイジートレインに間違いないんだけどWeezerぽさがすごい。オリジナルの良さはそのままにここまで自分たち風にアレンジできるってさすがだよな。

その後メタリカ風のバッキングから始まるヘヴィなナンバー#⑦などヘヴィな曲が欲しいなって思った時に入れてきてくれる気持ちよさ。さすがです。

本編最後の曲#⑩「Precious Metal Girl」はアコースティックなカントリーナンバー。心地よい静かな曲で綺麗に締め括る。

確かにハードロックアルバムなんだけど結局Weezerなんだよな。どんだけヘヴィな曲展開でもサビを聞けばあっWeezerだって思っちゃうもんな。本当にすごいバンドだ。今年一番リピートしてるアルバムのひとつになりました。Green DayとFall Out Boyと一緒にスタジアムツアーするらしいけど日本にも来てくれないかな。。。

WEEZER「Van Weezer」

Release : 2021

Genre : Rock

Country : United States

Lebel : WARNER MUSIC JAPAN

そろそろライブに行きたいな

今朝たまたまインスタを見てたら

 

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LOUDER THAN LIFE2021のラインナップが発表されてた。

確かMetallicaが昨年ヘッドライナーで二日間出演するっていうので話題になっていたアメリカのフェスの一つだった気がする。

ラインナップ見てMUDVAYNEが復活してたことに一番びっくりした。もう解散したもんだとばかり思ってた。このロックフェス最高だな。Cypress HillとかSnoop Dogg見たいなヒップホップレジェンドからNIN、METALLICA、JUDAS PRIESTっていうロックレジェンド、そしてKORN、JANE’S ADDICTION、STAIND見たいな比較的新しめなアメリカンメタル。下の方を見ても中堅、若手って旬なラウド系のバンドがびっしり。最高。MACHINE GUN KELLYとかTrabisがドラム叩くのかなとか期待しちゃう。

ヨーロッパのフェスが軒並み2022年に延期していく中、アメリカは次々とフェスの開催を発表してる。やっぱUSAが一番だな。

つい先日はNYでMADBALLが3000人以上集めて野外ライブしたり、、、

ハードコアはコロナに打ち勝ったんだな。このライブ知り合いが行ってたんだけどすごく楽しそうだったな。うらやましい。

テレビでMLBの中継とか見ていてもマスク付けないでみんな観戦してるしコロナ前の日常に戻りつつある。うらやましい。

一方日本はわけわからんことでずっともめてる。町長さんが先にワクチン打っただかなんだかでトップニュースになるっていろいろやばいと思う。長が優先して打ってなにが悪いのか、批判している人があまり理解できない僕です。いつまでこんなことが続くんだか。。

とりあえず何でもいいからライブ行きたい。海外フェスに最後に行ったのは3年前。そろそろうずうずしてきた。子供も小さいし3年後くらいにまた行けたらいいな(笑)

MACHINE GUN KELLY「Tickets To My Downfall」(2020)

今ヒップホップ界で一番勢いがあるといっても過言ではないMGKことMACHINE GUN KELLYの通算5枚目のアルバム。

実はこのアルバムまで一度も聞いたことがなかったMGK、なぜ聞いてみたかってドラムをたたいてるのがまさかのBlink 182のTravisってことを知ったから!なぜトラヴィス!?って思ったけどよくよく考えたらヒップホップ界隈と昔から関係が深かったってこと思い出した。

なんで今作を聴いたかって…

まさかのポップパンクアルバムだったから

このニュース見た時頭が??になった

バリバリのヒップホップの人だと思ってたからまさかのポップパンク!?って衝撃を受けた。しかもプロデューサーがTravisなら悪いわけがないよね。ICE TがBODY COUNTやってるみたいにガチヒップホップの人がロックバンドやるとかっこいいいこと多い気がする。ドラゴンアッシュしかり笑

MGKがつるんでるメンツを見ても元々ロックも好きなんだろうね、Mötley Crüeの自伝映画「ザ・ダート」でトミー・リー役を演じてたし。見た目もガッチガチのヒップホップの人ってよりはエモとかスクリーモバンドにいそうな感じだし顔もかっこいいからこういう音楽やってもかなり様になってる。

そんなこんなで期待大で聞いてみたんだけど…

めっちゃくちゃいい!!!!

①「Title Track」
疾走感溢れるメロコアナンバーで幕開け。落ち着いたギターのイントロから疾走感増して激しくなっていくのってテンション上がるよね。題名通り一曲目から今回はロックで行くぞ!っていうMGKの気持ちがくみ取れる爽やかで気持ちの良いストレートなナンバー。

②「Kiss Kiss」
甘酸っぱいポップナンバー。KISS!!KISS!!ってサビが少し恥ずかしい気がするんだけど(自分だけw)メロディアスですぐ耳に入ってくる。MGKってルックスがイケメンだからこういう曲歌っても様になるよな。。うらやましい。

③「Drunk Face」
神妙なメロディーで始まるしっとりした曲。

④「Bloody Valentine」
しっとりした曲からこの爽快ポップパンクなキラーチューン。もうありがとうって言いたくなるくらい王道なポップパンク。徐々にスピード感増してサビで盛り上がる感じ大好きです。
MGKの声ってヒップホップ歌ってる時はわからないけどかなり爽やか。こういうポップロック調の曲によく合う。

⑤「Forget Me Too」
Halseyがフューチャリングしてる曲。
まじかっこいいい!!!
曲の出だしから疾走感あって気持ちいいんだけどHalseyの声がポップパンクにめっちゃあってる!!最初から最後までスピード感落ちることなく突っ走る。そこに乗る二人の勢いある声が気持ちいい。。
二人で掛け合ってる最後のサビなんて最高。このアルバムで一番聞いてる曲に間違いない。

 

⑦「Lonely」

哀愁漂うパワーバラード。こういうシリアスな曲も歌えるのは強い。

⑧「WWIII」

このアルバムで最速ナンバー。終始スピード感があっていいね!

⑩「Concert for Aliens」

これぞポップパンクって感じの曲。PVにも出てるけどトラヴィスのドラム最高です。テンポのいいドラミングから溜めを作ってのドラミング全てがかっこいいんだよな。当たり前だけどちょっとBLINKぽくなるよねw
トラヴィス節全開の一曲。

⑪「My Ex’s Best Friend」

某チェーン店の蕎麦屋で食べてたらUSENで流れててびっくりしたミドルテンポな曲。いい具合に本業のヒップホップも混ざっててかっこいいんだよね。フューチャリングはアメリカのシンガーソングライターBlackbear。

⑫「Jawbreaker」

こちらも⑪と同じくミドルテンポな曲。印象的な”Jawbreaker♪”ってう歌いまわしがポップでメロディアスで印象に残る。

 

あっという間にダレることなく聞けるアルバムだった。一曲一曲クオリティが高いから捨て曲が無い。というかトラヴィスのドラムが好きすぎてちょっと補正かかってるけどかっこよすぎ!ロックはこのアルバムだけとかはやめてこれからもこの路線で出し続けて欲しいな(笑)

 

VANS × Foo Fightersが届いた。

ずっとこのブログ放置してたな。

遅れましたがあけましておめでとうございます。

去年はコロナ禍の世界で生きた心地がしなかったな。ライブはないし巣籠だしで本当になんだったんだろうかっていう一年だった。今年はいろんなところに遊びに行けたらいいな。

今回は僕の大好きなアメリカのロックバンドFOO FIGHTERSの話。

なんとデビュー25周年らしい。自分が保育園に通っているときからやってると思うと本当にすごいな…

本当は25th Anniversaryツアーとかも予定していたらしいけどクソコロナのせいでもちろん延期。アメリカまで見に行ってやるなんて思ってたりもしてたんだけどな。まあ仕方ないんだけど。

そんなアニバーサリーイヤーってこととニューアルバムが2月5日に出たってことでVANSとコラボシューズを出すって発表になったのが少し前。いつからどこで予約開始とかも全然わからなくて様子見てたんだけどいつの間にかに解禁されてて気づいたときにはもうABCマートのオンラインで予約開始してた。出遅れた!!って思ったんだけど自分のサイズだけまだ在庫が残ってて(笑)急いで注文した!!

そして届いたのがこちら

FFのロゴが目立つね。

後ろはこんな感じ。

FOO FIGHTERSの文字が入ってる。

いやあシンプルでかっこいい!!

今までVANSとバンドのコラボってMASTODONとかROB ZOMBIEとかIRON MAIDENって買って履きつぶして捨ててきたんだけど今回はもったいなくてなかなか履けないな。。。

定価が11,000円だったんだけど既にメルカリとかで転売されてて2万以上で取引されている。転売屋ってクソだな。消えればいいのに…

もう少し飾っておいてから履くようにしよう。。

 

後VANSの他にもなんと…

日本酒を出すらしい!!!

なんかFFの公式が急に日本酒の製造過程動画公開し始めたから何事かと思ってたんだけど山形の楯の川酒造とコラボして日本酒を発売するとの事。

デイヴが日本酒好きってことと楯の川酒造が以前にも海外のバンドとコラボって酒を出したことがあるってことで実現したらしい。楯の川酒造のオンラインショップとタワレコでしか発売しないらしい。おちょこ付のフルセットは即完売してたけどコラボ日本酒二本セットはなんとかゲット。来週には発送されるらしいから楽しみだな。というか新譜も聞かないとな。

STRUNG OUT “Songs of Armor and Devotion”(2019)

Fat Wreck Chordsのカリフォルニア産高速メロディックハードコア番長STRUNG OUTの4年ぶり9枚目のアルバム。スピーディーでメロディアスでメタリックだからパンク好きもメタル好きも大好きなStrung Out!今年の7月には来日公演も決まっています。詳細はこちら

アルバムは軽やかな気持ちの良いベース音から開幕!爽快なギターリフ、手数の多いドラムの爽やかな疾走ナンバーでいつも通りの安心感を与えてくれる。時折見せる純情的なサビもStrung Outの持ち味の一つ。
シリアスな雰囲気のイントロからBPMが加速していく#②はサビのコーラスも相まってしっとりと聴かせてくれる。
そして#③これぞまってましたと言わんばかりのstrung out節炸裂な今作一のキラーチューン。メロディアスなイントロを一聴しただけで名曲だと確信できる。イントロを聴くだけで曇った視界が一気に晴れやかになるくらいの名イントロ。夏に聴くにはぴったりな暑さを吹き飛ばす爽やかなメロディでツインギターソロもグッとくるエモーショナルさで気持ちいい。アメリカのバンドってなんでこんなに爽やかな曲が作れるのか本当に不思議に思う。聞くだけでサンタモニカみたいなアメリカの壮大な海岸とかが背景に浮かんでくるんだよね、やっぱ住んでる環境、バックグラウンドが大きく関係してるんだろうけど日本のメロコアバンドを聴いてもなかなか背景が見えてくるバンドっていないんだね。こういうところって本当に羨ましい。スケボー乗れないけど乗れてる自分を勝手に妄想しちゃうくらい気持ちのいい曲。所々哀愁漂うメロディが入るのもグッとくる。終盤のツインリードギターも長くなく短くもなくちょうどいい尺で曲のテンションギアを一段階上げてくれる。
#③とは打って変わって静かな立ち上がりで哀愁サウンドを響かせてくれる#④
この対比もまたStrung Outの一つの武器。爽やかなメロコア一辺倒っていうバンドはたくさんいるけどStrung Outのように爽やかなものからカチッとメタリックな曲、それからグッとくる哀愁メロコア曲まで作れるバンドはなかなかいない。歌メロを中心に手数の多いギタープレイを挟むのに曲のバランスを崩さず雰囲気を大切にしながら進行していく様子にメロディを大事にしているバンドなんだなと実感する。
メロディックスピードメタルバンドのようなツインギターから幕開けする#⑤などメタル好きも唸らせるスピード感。小刻みなギターリフ、シンプルなドラミングでテクニックをひけらかすのではなくしっかりメロコア風に仕上げる器用さが目立つ。
静かなギターイントロからシリアスなメロディ、コーラスで不思議な雰囲気を漂わせるがサビではいつものメロディアスな歌メロを聴かせてくれる#⑦、スリリングなギターからのアップテンポな王道メロコアナンバー⑧、しっとり雰囲気で艶やかに歌い上げる#⑨など後半にかけても曲調を変えるなど飽きさせない姿勢が伺える。少ししっとりした曲が続いた中で#⑫のようなアップテンポで勢いがあるパワーソングでアルバムの活気を蘇らせる。
前半に比べ後半は印象に残る曲が少なかったが単調になることなくバラエティ豊かな楽曲が並びそこまでだれることはなかった。前作よりメロディの充実度が高く今作の方が好きになった。来日公演に備えてもっと聴き込みたい。

Rating:7/10

 

STRUNG OUT「Songs of Armor and Devotion」

Release Date : 2019/8/9

Genre : Merodic Hardcore

Country : United States

Lebel : Fat Wreck Chords

IN FOR THE KILL “In For The Kill”(2017)

以前からデビューアルバムが評判が良くいろんなところで噂を聞いていたIN FOR THE KILLを先日たまたまライブを見る機会があり楽曲の良さ、ノリ、演奏力、グルーヴ感がめちゃくちゃかっこよくてすぐにアルバムを購入。調べてみると元Metal Safariのメンバーがやってるバンドと知ってそりゃ好きなサウンドのはずだと納得。

静かな立ち上がりからどんどんスピードが加速するスラッシュナンバーから幕開け。切れ味鋭いギターリフ、疾走ツーバス、ボーカルInaの咆哮、安定したベースの重低音全てが聴いていて気持ちがいい。ハードコアサウンドを主体としながらもスラッシュメタルのようなギターリフで疾走していく。ただ爆走するだけではなく②「Serpent From Hell」のように随所にタメを作り曲の中でも疾走パート、シンガロングパートなどしっかり区別することで疾走一辺倒にならずリスナーを飽きさせない。

ミドルテンポなグルーヴィーな立ち上がりからボーカルを皮切りにだんだんとテンポが早くなっていく③「Berserk Song」はスラッシーなリフから駆け抜けてサビではシンガロング必至のシンプルなワード
で思わず腕を突き上げたくなる!長すぎず短すぎない楽曲のスピード感を落とさないギターソロもグッド。随所にNu Metalからの影響が感じられる。

特に④「Buried Alive」はP.O.Dなど2000年代初頭を思い出すNu Metal風のメロディでボーカルをサビもどこか懐かしくい印象を与えられる。Inaのボーカルはミドルナンバーだからと声色、スタ
イルを変えることなくシャウトで貫く。それが意外にも合っていい味を出している。激しいデスラッシュナンバーが続いてきてここでパワーバラードが入ることでアルバム全体にも良いフックをもたらしている。

ChimairaやFear Factory辺りを思い出す切れ味鋭いギターサウンドからモダンな展開で曲の多彩さが発揮されている古くもあり新しくもあるINFKサウンドを存分に楽しめるのが⑤「I Am a Stranger」
ハードコア、スラッシュメタル、Nu Metalから現代のモダンメタルまで上手く組み合わせだのがINFKサウンドだと感じる。

のっけからシンガロング必至のワードとグルーヴ感たっぷりでPanteraを思い起こすフレーズなどもあり思わずガッツポーズな⑥「Asphalt Mountain」

ゴリゴリベースからメロディアスなギターラインで曲が進行。随所に入る小刻みなギターリフがいいフックになりシンプルな王道デスラッシュナンバーの⑦などその後も勢い衰えることなくラストまで疾走し続ける!
全11曲38分休む暇のないあっという間の1枚。
懐かしさと新しさが融合しているどの年齢の人が聞いても楽しめるアルバムに仕上がっている。一曲一曲コンパクトに収められていてだれることも無く一気に聴けてしまう。個人的に最近のメタルコア系のバンドって難解なフレーズ入れたり、ちょっと不協和音鳴らして
みたり変拍子にしてみたりして個性を出そうとするけど逆にまとまらなくて印象に残らない曲に
なってるけどIFTKはそんな小細工はしないでシンプルにわかりやすく王道なサウンドで勝負してるのが好感持てるしモダンな新しさも上手く取り入れていて古臭さもない絶妙なバランスなサウンドだと感じた。ライブでは新曲も披露していたので早くセカンドアルバムを出して欲しい。

Rating:9/10

 

IN FOR THE KILL「In For The Kill」

Release Date : 2017/10/25

Genre : Metalcore

Country : Japan

Lebel : Reaper Entertainment/SPIRITUAL BEAST(国内)