BAD RELIGION “Age of Unreason”(2019)




来年結成40周年を迎える元祖メロディックハードコアバンドBAD RELIGIONの6年ぶり17枚目のフルアルバム。

結成40周年ってすごすぎる。このバンドを知ったのは高校生の頃海外に行ったときにBAD RELIGIONのバンTを着ている伯父様がいてなんだあのかっけーTシャツは!?バッド宗教とか超クールなんて思いながら調べたのがきっかけ。もっと極悪のサウンドのバンドだと勝手に思い込んで聞いてみたらさわやかなインテリチックな哀愁メロコアサウンドに一発ノックアウト。それから聞き続けているバンドです。

そんな思い出のBAD RELIGIONの最新作。1曲目からドラムのリズミカルなビートから始まる疾走ナンバーで幕開け。若手にはまだ負けないぞという大ベテランのエネルギッシュな曲に脱帽。グレッグ・グラフィンもボーカルも年々渋さを増していき声を聴いただけで哀愁感と安心感に包まれる。1曲目のスピード感をそのままに先行公開された#②「My Sanity」に続く。もうイントロを聞いた瞬間にガッツポーズ。とても2010年代とは思えない哀愁サウンドでイントロからギターで泣かせてくれる。これだよこれ。決して古臭いとかそういうことではなく真新しさも何もないんだけどリスナーが求めているサウンドをバンドは熟知している。サビの優しさ溢れるグレッグのボーカルにまた惚れこんでしまう。ストレートなナンバーの数々にメロコアってこういうサウンドだったよなと懐かしい思いにさせてくれる。それはやはりメロコアで大事なのはテクニカルさでもなくヘヴィさでもなくスピードでもなくメロディだということをBAD RELIGIONが再認識させてくれる。彼らの曲を聞いてると余裕のある心地よいメロディに包まれる。BAD RELIGIONの楽曲は小細工なしでいたってシンプルなのにリスナーに満足感を与えてくれる。それはバンドがメロディに絶対的な自信を持っているからに違いない。元祖メロコアの名に恥じぬ小細工なしのメロディで勝負してくれるから私たちリスナーも安心して聴けるのだろう。来年で結成40年を迎えるがこれからも私たちに心地よいメロディを提供してくれることは間違いない。

recommend→①②③④

Rating:9/10

Release Date : 2019/5/15

Genre : Merodic Hardcore

Country : United States

Lebel : WARNER MUSIC







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